日経新聞の記事
覆面AIがいる日常、米国発の生産性革命 行き着く先は超成長か破滅か
今日の日経の記事で、ちょっと印象に残るニュースを見た。
コカ・コーラがAIを使って、これまで1年かかってた広告制作を、たった1カ月で終わらせたっていう話。
クリスマスシーズンになると軽快な音楽とともに流れ出す米コカ・コーラの広告。
同社では年末商戦のデジタル広告を生成AIで作成している。映像にはコカ・コーラのロゴ入り配送トラックやボトルを開けるサンタクロース、動物などが次々登場するが、すべてAIで生み出された。AIによるデジタル広告を最初に配信したのが1年前。それまでは撮影と準備を含めて約1年をかけてテレビCMを作成していた。AI広告は1カ月で安価に複数の広告を制作でき、顧客の反応を即座にマーケティングに生かせる。
「効果をリアルタイムで検証できる」(ジェームズ・クインシー最高経営責任者=CEO)ため、商品開発の速度も上がった。 2025年11月11日 日経新聞引用
コカ・コーラは1年前からAIによるCM制作を進めていて、今年のクリスマスCMは普段は1年かかっていたのだけど、1ヶ月で終わらせたんだって。
サンタや動物、コーラトラックの映像まで、全部AIが作ったみたい。
すっごくリアルだね!
もう撮影に行く必要もなくて、同時にいくつもの広告を進められるようになったそう!
マーケティング責任者の人が言ってた。
「効果をリアルタイムで見ながら、すぐに次の企画を動かせるようになった」って。
つまり、あのコカ・コーラが、“AIを使う”会社じゃなくて、“AIと一緒に考える”会社になってる。
ここがすごいと思った。
もう「AI導入してます」って言う段階は終わってるんだよね。
同じくAIで作った、私がすごく好きなCMもシェアっ⸜( ´ ꒳ ` )⸝
AIは、自然に人の中に入り始めてる
同じ記事の中で、もうひとつ面白い話があった。
名乗らないAI、いつの間にか日常に
「今度管理会社に入ったレオさん、まだ不慣れなんだけどメールをきっちり返すから信頼できるんだよね」。
米東部メリーランド州に住む記者は夏ごろ妻とこんな会話をしていたのを覚えている。
マンションの家賃の自動振り込みがうまくいかず問い合わせたところ「まずは自己紹介させてください」と連絡してきたのがレオ氏だった。やりとりは20回。手数料などに対する不満も言葉巧みになだめつつ、記者が銀行に出向いた際には小切手の発行方法も粘り強く説明した。最後は信頼も生まれた。
あるとき別の社員がレオ氏のメールアドレスで連絡してきたことを不審がると、その社員は観念して答えた。「あなたがやりとりしていたレオは、実はAIなんです」 2025年11月11日 日経新聞引用
「最近入った管理会社のレオさん、仕事が丁寧で信頼できるんだよね」
そう話していた人が、あとで知った真実。
レオはAIだった。
なんか、もうそういう世界なんだよね。
AIって、気づかないうちに人の中に混ざってる。
誰かのサポートをして、誰かの代わりにメールを返して、
気づいたら「人」として受け入れられてる。
「AIっぽさ」みたいなものが、どんどん薄れてきてるんだと思う。
違和感じゃなくて、“自然さ”で存在してる感じ。
AIは、人と一緒に動く時代へ
コカ・コーラもそうだけど、
もうAIは“裏方のツール”じゃなくて、“チームの一員”になってる。
AIが作った映像を人が磨く。
AIが出したデータを人が判断する。
その繰り返しの中で、スピードも質も上がっていく。
AIは人の代わりになるんじゃなくて、人と一緒に動く存在になってる。
そして、それが「普通」になり始めてる。
僕らも、もうその流れの中にいる
大企業だけの話じゃないよね。
僕らだって、AIを使えば1人でデザインも動画も文章も作れる。
つまり、コカ・コーラの「1年→1カ月」が、
私たちにとっては「1週間→1時間」になるってこと。
AIが時間を生み出して、人が意味を作る。
その流れが、もう日常の中にある。
AIはもう、遠い存在じゃない。
“人の一員”として、すぐそばで一緒に働いてる。
これからは「AIをどう使うか」じゃなくて、
どう共に動くか、どう関わるかが大事になるんだと思った

